「女子高生のホンネ」が大学広報の常識を覆す!?
こんにちは!コアネット教育総合研究所の奥田です。
ちょっと(かなり?)時間がたってしまいましたが、今回は
11月9日に行ったワークショップについて、ご紹介させてください!
このワークは、中高生・大学生マーケティング事業「ティーンズ・リサーチ」の
一環として行われました。(ちなみに私が事業責任者を務めています)
タイトルの通り、今回のワーク参加者は8人の女子高校生。
首都圏の中高一貫校に通う、高1・高2の生徒さん達です。
ユーザー(=高校生)自身に課題発見プロセスに参画してもらうことで、
大人の思い込みを廃して「より本質的な課題」に迫ろう!という趣旨の本企画。
今回は、首都圏13大学のパンフレットの評価・改善提案に
チャレンジしてもらいました!
前半では「魅力的なパンフレット」とは何かを話し合い、
後半では「魅力的でないパンフレット」に対する改善提案を検討。
「初対面で、特別な訓練を受けていない高校生に、そんなこと
させて意味あるの?」と訝る向きもありましょうが・・・
実際にやってみると、出てくる発言や示唆が、それはもう興味深いのなんの!
参考までに、参加者の発言の一部をご紹介しますと・・・
「なんで入試制度が(募集要項にしか)書いてないの?
パンフの『最初』に書いておいてほしい。
私が受けられない学部の情報なんて、見ても意味ないから!」
「在学生の出身高校、多い順に並べられても『だから何?』って感じ。
むしろ意外性がほしいよね。『この高校からも入学してるの!?』みたいな」
「スポーツの実績って載せる意味あるの?
私たち大学には勉強しにいくんですケド・・・」
いやーもう、評価対象としたパンフレットの制作関係者の方々には
気の毒としか言いようのない、散々な言われようだったわけですが、
まぎれもなくこれらも「ユーザーのホンネ」の一部ではあるわけですね(^^;
大人の「当たり前」にとらわれない彼女たちの発想はすごいと
と私たちも改めて実感した次第です・・・
またそれと同時に、自分たちの「ホンネ」の数々から
インサイトを抽出していく過程には、やはりある程度の手助けが必要
だということも、今回のワークを通じて再認識。
つまり、中高生・大学生のユーザー視点と
私たちの思考・対話の技法が合わされば、鬼に金棒!
中高生・大学生をターゲットとしたマーケティングはお任せあれ!!
・・・そんな宣伝でした(笑)
参考までに、今回のワークで得られた主な示唆を、以下に載せておきます。
より詳しく知りたい方は、奥田までご連絡くださいませ(^^)
◆◆女子高生が魅力を感じる大学案内パンフの特長6選◆◆
1.検索性が高く、自分に関係ある情報だけを効率的に見られる
2.情報量が多く、整理されている
3.学部・学科別に、あらゆる情報が集約されている
4.具体的な事実を通じて、親近感を得られる
5.気づき、発見、驚きがある
6.入学後のストーリーを具体的にイメージできる
それではまた!