【教育ニュース】Windowsクラスルーム圏域包括プログラム
こんにちは!コアネット教育総合研究所の奥田です。
タイトルの件について、少し前の話題で恐縮ですが・・・
61社が教育ICTを支援「Windowsクラスルーム圏域包括プログラム」発表 リセマム
http://resemom.jp/article/2014/10/28/21128.html
マイクロソフトやインテルなど61社で構成する「Windowsクラスルーム協議会」が
「Windowsクラスルーム圏域包括プログラム」を発表しました。
同プログラムでは、同じエリアで同種の教育ICT環境整備を行う予定の
複数の教育委員会がまとまることで、ICT機器を特別価格で提供するとのこと。
これで、公立小中高へのICT機器の導入スピードがさらに高まるでしょう。
一方、私立小中高においては、経営が各校に委ねられており、上記のような
スケールメリットも享受しにくいため、ICT機器の導入スピードは、各校でまちまちです。
したがって地域によっては、私学よりも公立校の方がICT機器の導入・活用が
進んでいる、という状況が出てきます。というか、既に出てきています。
この点を、私学関係者は、もっと深刻に捉えたほうがよいと思うのです!
ICT機器の導入に慎重な私学の方からはよく
「ICT機器を導入しさえすれば、教育効果が高まるわけではない」
というお話を伺います。それはまったくその通りだと、私も思います。
ただし、自校がどうあれ、新たなツールを使って魅力的な教育活動を実践し、
躍進している学校が一定数あり、今後も増えていくことは確かです。
とりわけ公立校は、ただでさえ費用面のアドバンテージがあるわけですから、
ICT導入を通じて教育の魅力が増せば、それは私学経営上の大いなる脅威です。
独自の経営判断ができる私学の特性を活かし、必要に応じたICT投資と、
それと連動した教育活動のバージョンアップをしていくべきだと考えます。
(より詳しくは私学マネジメント協会の会員誌に「デジタルテクノロジーが変える
学校の未来」という表題で書いたので、会員校の方はそちらもご参照のこと)
それではまた!